これまでの日本の造形現場で用いられる材料はFRPと呼ばれる繊維強化プラスチックでした。これは金属よりも軽量であり、腐食しにくく、型に流し込むことで自由に造形できる特質を持っています。しかし、これに用いられてきた不飽和ポリエステル樹脂は、有毒であり、人体に遺伝子レベルで悪影響を与えると言われています。また、製品のリサイクルの問題も大きな課題です。これらの課題をクリアしたまさに夢のような素材がアクリリックワンです。アクリリックワンを使うことによって、あなたは健康を害することなく、環境を壊すこともなく、これまで以上にあなた自身のクリエティヴィティを発展させることができるでしょう。
アクリリックワンは、粉末樹脂と水性樹脂の2つの材料を混ぜることで硬化します。大変強度のある素材です。アクリリックワンは環境に優しく、無毒で、耐火性があり、そしてとても扱いやすい材料です。
主な使用場所
•建築物、屋内だけでなく屋外でも
•芸術作品及び彫刻作品
•装飾と舞台セット
•ラミネートパネル
•標本
•成形型
•モデル作成
•成形型のバックアップ
•ポリスチレンの補強
アクリリックワンの特性
•溶解力はありません
•硬化時に熱をほとんど発生しません(最大40°C)
•硬化時の収縮がありません
•環境にやさしいです
•より良い制作環境を提供します
•耐火性の水準が非常に高いです
•紫外線の影響を受けません
•表面に塗装することができます
•多種多様な表面のマチエールを作り出すことができます。
•防水性があります(表面に専用のシーラーを添付した場合)
•スプレーなどの機械で添付する作業にも適しています。
アクリリックワンはへら、あるいはブラシやローラーで塗布し、積層成形することができます。成形型だけではなく、直接作品にこれらの技術を組み合わせて使用することもできます。